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今年度は“医学の豆知識”を連載していきます。

風邪 ・ 仕上げ磨き・ とびひ ・ 咽頭結膜熱(プール熱) ・睡眠 ・水について
おもらしについて ・ 薄着について ・生活リズムについて・やけどについて ・歯のケガについて

 3月
春がそこまで来ています。
今月は卒園式、入園・進級の準備で忙しい日々が続きます。体調には十分気をつけて、清々しい気持ちで新しい環境に移れる様にしましょう。

豆知識 その1・・・風邪
  風邪は人生の中で一番多く経験する病気でしょう。特に園児の年齢では、非常によくかかる病気でもあります。治ってしまえば“ただのカゼ”ですが、治るまでの過程は保護者にとってもつらい時間です。
 風邪のウイルスは200〜300種類と言われています。学童になるまでの子供たちは、そんな風邪を一生の半分もひくのですから、心配するのも当たり前です。
 時には気管支炎・肺炎・中耳炎などと発展していくこともあります。
風邪を甘く見ないで、きちんとかかりつけ医と相談することが大切だと思います。
 風邪に負けない体力づくりは大事ですが、風邪にならないように予防することはなかなか難しいと思います。
 ・規則正しい生活!
 ・バランスの良い食事をきちんと食べる!
 ・十分な睡眠をとる!
これは、予防というより風邪に負けない体力作りにつながります。

豆知識 その2・・・仕上げ磨き
  6月4日は虫歯予防の日です。毎日が忙しく過ぎてゆくかと思いますが、きちんと夜の仕上げ磨きをする事で虫歯を予防しましょう。虫歯を作らなければ歯医者へ行くこともなく、大切なお子様に苦痛を与えずにすみます。
★★★上手な仕上げ磨きのポイント★★★
 ・お子さんをあお向けに寝かせ、頭を膝に乗せます。
 ・上下の唇を開き、よく歯が見えるようにします。
 ・楽しく、やさしく、磨きます。
 ・特に、歯と歯ぐきのさかえ目、歯と歯のあいだ、歯の噛み合う溝のなかに、汚れが
  たまりやすくなっています。
 ・歯ブラシは、ヘッドが小さく、毛先の短かめのものを選びます。
 ・磨く順番を決め、磨き残しのないようにします。
※自分である程度できるようになっても、8〜9歳位まではうまく磨けないので、仕上げ
 磨きが必要です。
豆知識 その3・・・とびひ
  虫さされや湿疹などを、掻きむしった様な皮膚面に細菌が感染し、化膿性の病変が次々と皮膚面に現れる物を、“伝染性膿化疹=とびひ”といいます。
 予防としては、早期発見・早期治療です。又、虫さされや湿疹を早く治す事で、掻きむしらないようにしましょう。
 とびひになってしまったら、自分の中で広げない様に注意しましょう。
豆知識 その4・・・咽頭結膜熱(プール熱)
  夏にプールを介して流行することがあるので、プール熱とも呼ばれるアデノウイルス感染による発熱を伴う結膜炎です。
<主症状>
5〜6日間の潜伏期の後、
 ・目やに     ・結膜の充血と浮腫(むくみ)
 ・涙目      ・まぶたが赤くなったり、腫れる    ・まぶしがる
その他、風邪症状があり38〜40度の発熱がみられ、多くは数日で回復します。
<保育園での対応>
・感染力が強い為、主症状が消えて2日間を過ぎるまでは出席停止となり、登園の際は登園許可書が必要になります。
・当園のプールは水不足などがない限り、毎日プールの水は新しくしています。
豆知識 その5・・・睡眠
   最近では大人の生活が夜型に傾く中で、子供たちの生活リズムも変化しつつあります。
人間にとって睡眠は生きる上で欠かすことの出来ないものであり、特に成長のいちじるしい時期の乳幼児には、その年齢(月齢)に応じた睡眠時間が必要です。(表参照)
幼児の睡眠時間
年齢
0〜1ヶ月
1〜6ヶ月
7〜12ヶ月
1〜2年
3〜5年
6〜13年
時間
20〜22
18〜20
14〜16
13〜16
12〜18
9〜11

個人差はありますが、参考にして下さい。
 また睡眠中、夜中には脳下垂体から成長ホルモンをはじめ各種のホルモンが活発に抽出されることも知られています。
この事からも分かるように、早寝早起きを心掛けましょう!
豆知識 その6・・・水について
  子供の体の70%ぐらいが水です。幼若児ほどその割合は多くなります。しかもしっかり守られている「細胞内の水」と、流動しやすい細胞と細胞の間にある「細胞外の水」の割合を見ると、幼若児ほど「細胞外の水」の割合が多いのです。さらに幼若児ほど皮膚面積が広いので、細胞外の水は皮膚から逃げやすく、よく動くために汗も多く、大人より水欠乏になりやすいのが特徴です。


※下痢や吐くなどの時には、もちろん受診しましょう。
※ポカリスエットは浸透圧の関係から、1歳6ヶ月未満の児には与えるのは良くない
 そうです(大塚製薬より)
※アクアライトは3ヶ月頃から飲めます。
スポーツの後、病気の時、季節を考え、参考にして下さい。
豆知識 その7・・・おもらしについて
おむつが取れるにはかなりの個人差があります。平均的に見ると、1歳半〜2歳の頃には昼のおむつがとれて、夜も取れるようになるのは3〜4歳です。しかしその後も小学校低学年頃までは、週に1回とか、月に何回とかおねしょをするような子供もいます。
その個人差の背景には,、親があまりにもおむつをとろうとして手をかけ過ぎたり、昼間の遊びが十分でなかったりというようなことが関係していることがあります。
 このような普通のおねしょの時には、子供自身が失敗を心配しないようにすることがコツです。そして、うまくいったら褒めて自信をつけることです。
 焦らずに進め、後退してもガッカリせずに行いましょう。
豆知識 その8・・・薄着について
  昔から厚着は良くないこととされています。そうしたことは誰しも百も承知しながら、つい自分の物差しで判断しがちです。
寒がりの大人や高齢の人は寒さには敏感なので、ちょっと気温が下がると一枚多く着せたくなってしまいます。人間も動物の一種ですから、暑さ寒さに対する防御反応は本来持っているはずなのです。つまり暑ければ皮膚の血管を広げて血液の流れを多くして体温を発散させ、それでも不十分なら汗をかいて体温を下げようとします。また寒ければ皮膚の血管を収縮させて体温を逃がさないようになっているのです。
着せようと思ったら、その日の天候・気温・温度の状況、子供の健康状態を観察し、
元気に動き回っているならば着せる必要はないのです。
豆知識 その8・・・薄着について
私たちの生活には、朝がきて夜がくるという一日のリズムと、春夏秋冬という四季の変化のある一年のリズムがあります。
そのなかでも毎日訪れる昼と夜は生活の基本です。
 昼の特徴は、太陽の光のもとで活動し、食事を取ることがあり、夜は暗くなったところで眠り、昼にとった食事を消化吸収し、体を構築していきます。
したがって一日の生活リズムの基本は、朝早く起きて夜は早く眠るということと、活動の為のエネルギーや成長のために必要な栄養は、昼にとるということです。
そして、昼食をとるということは、これから始まる遊び、活動に必要な栄養をとるという、大事な役割を果たしています。
 このような生活リズムは乳幼児期にしっかりと覚えさせることが大切です。
また、遅くなってからの夕食は、からだの働きを乱してしまう原因になりますし、翌日の生活にも影響します。
豆知識 その9・・・やけどについて
  寒さが厳しい冬、ストーブやアンカ、熱いみそ汁、入浴時の不適切な温度調節など、もしもの時に適切に処置できるように心掛けましょう。
 まず、やけどの程度(氈`。度)とその広さ(%)で重傷かを判断して処置します。。度のやけどだけでなく、軽いやけどでも全身の10%以上のやけどでは、すぐに病院へ運びます。

軽いやけどでは痛みがとれるまで流水で冷やします。また頭などは、氷水で冷やしたタオルで覆い冷やします。(20〜30分)
<注意>
・水疱(水ぶくれ)は破らない。 ・軟膏、消毒薬などは付けない。 ・患部を圧迫しない。
これらに注意して必要に応じ受診しましょう。
豆知識 その10・・・歯のケガについて
  大切な歯ですが意外とケガをしやすいのが現実です。
受傷時期をみると、4・5月が多く次いで10・6月となり、1・2月は少ないそうです。
また、乳歯の外傷の45%は家庭で起こるそうです。慌てずに対応できる様にしましょう。
原因は転倒が多く、衝突・転落がそれに続きます。
低年齢児であれば、口にビン・ラッパ・歯ブラシなどをくわえたまま転びケガをするケースが特徴になっています。
ケガをすると出血が多く、見るとビックリしますが冷静になり歯科医に受診しましょう。
<<脱落歯の処置>>
・抜けた歯を探す。
・流水できれいにする(30秒以内) この時、歯をこすらない様に注意する。
・未開封の牛乳に歯を入れる。
・なるべく30分以内に歯科受診する。
※5・6歳になるち、乳歯の奥に永久歯が出来てくるため、この頃にケガをすると永久歯にも影響が出る可能性があります。

事故と応急処置シリーズ (平成13年度に連載していたものです)

鼻出血毒蛾 | 蘇生法溺水日射病 | 目や耳の異物 | やけど頭部打撲誤飲 | 口の中の外傷 | 蜂に刺されたら |

感染症について(平成12年度に連載していたものです)
流行性耳下腺炎
(おたふくかぜ)
水痘(水ぼうそう) 伝染性紅斑(りんご病) 麻疹(はしか) 咽頭結膜熱(プール熱)
手足口病 風疹(三日はしか) インフルエンザ 百日咳 溶連菌感染症
流行性嘔吐下痢症 流行性結膜炎